2006年9月12日(火)〜13日(水)

 屈斜路湖   

屈斜路湖 --→ 川湯温泉 --→ 然別峡
                                      



9月12日(火)


 やっぱり明け方はかなり冷え込みました。ゆっくり起きようと思っても、やっぱりキャンプ場の朝は早くなってしまうんですよね。寒かったのでお湯を沸かして紅茶を飲んで一息。キャンプ場を見渡すと、夜の間にもライダーが数組来たらしく、寝るときよりもいくつかテントの数が増えていました。

 今日ももう一泊このキャンプ場で過ごすつもりなので、優雅な休日って感じです。簡単な朝食を済ませて、近くの川へ釣りに行くことにしました。昨日のうちに管理人さんと話をして、釣れそうなポイントを教えてもらったのです。今回はバカ長を履いて、本格的に川に入りました。水量は少なくてなかなか難しい。しかも川幅が狭いし、ブッシュなので、ルアーには不向きですなあ。あたしは数百メートル下ったところでほぼあきらめモード。気付く気付くと近くにいると思っていた相方が見当たりません。民家が近いと言ってもここは北海道。クマが出たらどうしよう。。。なんてちょっとビビッて相方を呼んでみましたが、川の音にかき消されて全然声が届きません。しかたないので、クマ除けの鈴をチロチロ鳴らしながら、えっちらおっちら川をのぼってやっとのことで相方を発見。ぶう。よかった。そんな感じで、すっかりやる気をなくしたので、結局早々に切り上げちゃいました。

 お昼も近くなったので、どっかでお昼を食べようということになり、弟子屈の「弟子屈ラーメン」というお店に入ってみました。結構地元の人で賑っています。麺がちょっと固めで私的にはうま〜い!という感じではありませんでしたが、昨日はお昼抜きだし、おとといはコンビニだったんで、充分満足の二人なのでした。


     


  お腹も一杯になって、買い物をしてから一度キャンプ場に戻ってきました。ちょっと座って人心地。
時間もあるので、今日はクリームシチューを作ることにしました。野菜をざくざくと切って、お鍋で肉と一緒に炒めてお水入れて完成〜!あとは炭火のコンロの上に放置プレイ。

  さーて、次は何して遊びましょう?湖面にポチョンポチョンとルアーを投げてみたものの、今年は水温がまだ高くて屈斜路湖では釣れないよと管理人さんに聞いているし、身が入りません。


     


30分だけカヌーを借りて、屈斜路湖の半島の周りをゆらゆらゆれてみました。


   


そんなことをしてテントまで戻ってきたら、大型犬を3匹連れてマイカヌーでキャンプに来ていたご夫婦に、「よかったらカヌーをお貸ししますよ。二人でオヤコツ地獄にでも行かれたらいかがですか〜!」と声をかけていただきました。こんなありがたいお話を断る二人ではありません。ずうずうしくも「え〜!本当にいいんですか〜!大丈夫かなあ。。。」などといいつつ、しっかり行く気満々。


     


ライフジャケットと、オヤコツ地獄で温泉卵を作ってみては?って卵までいただいて・・・・。ずうずうしいのもここまでくるとある意味立派ですよね。さっそくライフジャケットを着用して湖に出ました。日暮れまでそんなに時間がなくなっていたので、先を急ぎます。

 オヤコツ地獄は和琴半島の先端にあります。以前、陸から遊歩道越しに覗き込んだことはあるのですが、湖面からのアプローチはカヌーでないと無理なのです。白い煙が上がっていて、ボコボコとお湯が沸いている所です。キャンプ場からだと先端は見えないので、半島沿いにカヌーを進めました。そんなに距離はないな〜なんて気楽に漕いでいたんですが、なかなかたどり着きません。かなり運動した気分でしたよ。半島を廻り込んだ先に白い煙が見えた時は、やった〜と思いましたよ。


        
     オヤコツ地獄


 なんとか岸にカヌーを着けて上陸。シューシューと蒸気が出ている場所に、卵を置いておきました。温泉卵ができるまでの間、「オヤコツ地獄温泉」に入浴。といっても、ちゃんとした湯船があるわけではないので、入浴できそうな場所を見つけて入ります。さすがに上には遊歩道もあって丸見えなので、私は断念。相方にまかせます。湯加減は??熱いとこと冷たいとこがくっきり分かれているみたいですなあ。あまり長時間入浴できずにさっさとあがりました。


   
   温泉玉子           と              足湯


 あとは出来上がった卵を取り出して帰途を急ぎます。行きはすごく遠く感じたのですが、帰りはキャンプ場が見えた安心感か、近いように感じます。どうにか日没前にたどりつきました。カヌーを貸してくれたやさしいご夫婦に感謝です。ありがとうございました。何もお礼できないので、せめてもと思い、作ったシチューをおすそ分けしました。温泉で作ったゆで卵もおいしかったです。


     


 昨日同様に湖心荘の温泉で疲れた体をいやして、遊んでいる間に出来上がったシチューでゆっくりとしたキャンプ場の夜を楽しみました。



9月13日(水)


 朝起きると、昨日まで別の場所でテントを張っていたはずの外人カポーが私たちのすぐ近くに引っ越してきていました。まだ寝ている様子です。今日は然別峡でyan爺さんに会う予定があったので、早々に出発準備です。
外人カポーは結局私たちが出発するまで起きてきませんでした。あんな装備で寒くないのかなあ。。。


 さて道のりは遠いですが、冷え込んだ朝だったので、温泉に入ってあたたまりたいな〜ってことで、恒例の「川湯温泉」に寄ります。朝8時から営業で、到着したのが10分程前だったのですが、既に開いていました。この温泉のお湯はとにかく強力です。のんびりとあたたまりました。


     


 今日はとにかく車での移動。途中、音更のスーパーで夕食材料を調達しようと寄ってみたのですが、あまりそそられるものがなかったのでトウモロコシだけ買うことに。その際に、十勝のトカップワインを安く売っていたので、おみやげ用に数本買い込むことも忘れませんでした。鹿追のスーパーで改めて夕食材料を物色。簡単なキムチ鍋の材料を買ってキャンプ場に向かいました。

 去年の日記にも書いたのですが、然別峡へ向かう林道が舗装されていてびっくりです。ダートは最後の数キロのみ。ずいぶん楽になったのですが、なんとなく残念な気がしてなりません。キャンプ場へ向かう気分が高揚しないというかなんというか。。。


     


 キャンプ場に到着して、yan爺さんを探してみたのですが、いらっしゃいません。ん〜残念。今日だったらまだいるかなあと思っていたのですが、予定が変ったのかもしれませんね。しかたありません。テントの設営場所を決めて設営にとりかかります。今年のキャンプ場は利用者が少なくて、3組しかいませんでした。もうそろそろ閉鎖の時期ですもんね。でも静かでいいですよ。ここは、北きつねが出没して、食料を荒らすので、ちょっとテントを離れる際も気をつけないといけません。とりあえず、夕食の準備をして、食材はテントの内側に隠してから、「鹿の湯」を楽しみました。去年の増水で今までの脱衣所と、「鹿の湯」の看板がなくなっていて、簡単な脱衣場があらためて作られていました。でもお湯は相変わらずいい感じ。川のせせらぎを聞きながら、すっかり暗くなった空をみながらのんびり入浴できました。

 体もすっかり温まって夕食です。とうもろこしをゆがいて、あとは簡単なキムチ鍋と、鳥の手羽先を炭火で焼きました。然別峡はこの時期既に結構冷え込むのであたたかい料理はありがたい。きっとこの臭いをどこかで嗅いでいるキタキツネが狙っているでしょうね。後始末をきっちりして寝ないと、翌朝大変なことになってしまいます。今回もきちんと片付けて就寝したのですが、食べ物の入っていないキャンプ用品の袋をガサガサと物色されていましたよ。