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7/23(火)

昨夜の雨もどうにかあがり、6時には起きだしてテント撤収にかかります。今日はどこにいっても天気は悪そうです。とりあえず、知床を目指すことにしました。アイラちゃんライダーに別れを告げて7時半には出発。まずは、からまつの湯へ行ってみることにしました。ここは数年前にも来たのですが、先客が多くて入浴をあきらめた場所です。今回は小雨が降る朝だったためか、丁度上がるところの人が二人いただけでのんびり入浴できました。いいお湯です。


   


私たちが上がって着替え終わった頃、地元の人らしきおじさんがやってきて、「だれだ栓を締めたやつは」とかぶつぶつ言いながら入ってました。これが噂の人かしら?とりあえずにこやかに挨拶をしてその場を後にしたのでした。その後、羅臼の道の駅でひとやすみ。小雨が降っていたので、今夜は屋根のあるところに泊まりたいなってことで、「うなべつ自然休暇村」に電話をしてみると、OKとのことだったので、無事今夜の宿を確保して一安心したのでした。

道の駅でおみやげに昆布だしを数本購入した後、羅臼の熊の湯の方向に向かいました。熊の湯のちょっと手前にもうもうと湯気の出ている場所を発見。パイプから熱いお湯が出ていて川に流れこんでいます。温泉でしょ?ってことで、ここでもちょっと入浴。まさか排水ってことはないだろうし・・・。しかし、よく考えると、よく入ったよなあ。さて、熊の湯は駐車場を見ただけで混んでいたんで、羅臼のキャンプ場から登山道を5分くらい進んだところにも川の中に温泉があるって情報をもとに、熊よけの鈴を鳴らしながら、登山道を入ってみました。しかし、雨は降っているし、今にも熊に遭遇しそうだしまわりは鬱蒼とした森だし、ちょっと怖くなって探し出す前に断念しました。やっぱり怖いですわ。急いでキャンプ場に戻り、一息ついて時計を見るとすでにお昼。せっかのくキャンプ場なので、インスタントラーメンを作って昼食にしました。サイトの向こうには、鹿が数匹草を食む姿も見え、さすが知床だなあと実感しました。その後、知床横断道路に入り、ウトロ方向に進むと、どんどん霧が濃くなります。しまいには視界が5mくらいになってかなり怖かったです。もちろん峠は白い世界。何も見えませんよ。


  
 何も見えない知床峠(T.T)


峠からしばらく走るとやっと視界も徐々に広くなってきました。知床自然センターで初めて「知床の四季」というオを大型スクリーンで観ました。知床の自然をいつまでも守っていきたいですね。数年ぶりに知床五湖に行ってみると、なんと駐車場が有料になってました。聞くと去年から有料との事。これも自然を守るための一環でしょうかね? 熊出没中とのことで、一湖と二湖しか見ることはできませんでした。雨は上がったものの、肌寒い曇り空でしたので、いつもの湖より、ちょっとさみしげな感じがしました。


    
 知床五湖(二湖) 

   うなべつ自然休暇村


斜里のスーパーで夕食のお惣菜を買い込んで、今夜の宿「うなべつ自然休暇村」へ向かいました。ここももちろん温泉です!しかも「つるつる温泉」なのですよ。私的には「つるつる」というよりは「ぬるぬる」と表現したい温泉です。石鹸で体を洗った後、お湯で洗い流しても、ずっと石鹸が取れない!って思って何度も流してみて気が付きました。「そうだ、ここはぬるぬる温泉だったんだ」っと。間抜けな感じでしたわ。おかげで肌もピチピチ?になり、買ってきたお惣菜で楽しい夕食なりました。




7/24(水)

久しぶりに布団でぐっすりと寝て、6時には目がさめました。もちろん朝風呂をしっかり楽しみます。ここは素泊まり一人3千円と超お得です。この値段でつるつる温泉も何度も楽しめるんですからね!7時半には宿を出て、まずは「越川温泉」に向かいました。越川温泉は、混浴の内湯1つと聞いていたのですがいってみると、男女別の内湯ができていました。清掃協力金一人200円をドラム缶の中に入れます。先客のご夫婦が湯船を掃除してくれたそうで、まだ男湯のお湯が半分程度しか入っていないので二人で女湯に入ればとのことだったので、そのお言葉に従います。他には誰もいなかったので、結局男湯も女湯も両方楽しみました。


    
  越川温泉


その後、車を走らせていると、「東藻琴酪農館」という看板を見かけたので、寄ってみることにしました。ヨーロッパの農村のような公園になっており、中には、酪農館のほかに、ダチョウまで飼われていました。檻の周りを歩くと、一緒についてきます。目がちょっとかわいいので、しばらく遊んでました。でも大きいから怒ると怖いんですよねえ。さて、酪農館のお話。チーズ作りの行程のわかる造りになっていて中で作業をしている人の姿も見えました。おみやげもありました。試食をしてみて、チェダーチーズを1つ買いましたよ。これはまだ食べていません。予約をすれば、バター作りも体験できるらしいです。


  


 ばんえい競馬は開催してなかった


車を走らせ、北見まできた時、MAPに載っている大人気の回転寿司「トリトン」のことを思い出しました。時間は11時半とお昼にはちょっと早い時間でしたが、折角なので寄ってみることに。店内に入ると既に席はほぼ満席。ぎりぎり私たちまで座れました。夢中になってお寿司をパクついていて後ろを見ると平日だというのにすごい数の人が席を空くのを待っていました。ほんとに人気あるんだ!確かにすごくおいしかったし、種類も豊富で大満足でした。それに安いしね! 料金もわからずカニの味噌汁を頼んでみたら大きいお椀で具たくさんできたので、びびっていましたけど、会計の時に確認したら150円でした。さすが!北見にいらっしゃったら「トリトン」はお勧めです〜。


お腹も一杯になり、お店の外に出ると、雨がパラパラ降り出しました。どうやら今夜も雨のようですねえ。去年足寄を通った時に、足寄温泉(公衆浴場)に入りたかったのですが、まだ早い時間で開いていなくて断念していたので、今年こそ!っとさっそく行ってみました。脱衣所は普通の公衆浴場の小さい感じです。裸になって浴室のドアを開けてみて、湯船の広さにちょっとビックリしました。さすがに、日本一広い町だけありますなあ。それも湯量が豊富だからでしょうね。すっかりのんびりしました。来ていたのは地元のおばさん、おばあさん方。会話の中心は、近くにできた老人ホームと病院の話題でした。なんかほのぼのしていましたよ。


 足寄温泉


さて雨なんで、今日のキャンプはどうしましょうかねえ。とりあえず屋根のあるあずま屋がありそうなキャンプ場を探しました。バーベキューハウスがあるという「ヌプカの里」へ行ってみたものの、カギがしまっていて無人。もちろんキャンパーも人っ子ひとりいません。もう夕方で暗くなり始めていたんで、ちょっとあせりました。公衆電話を見つけて「鹿追自然ランド」に電話をして、バンガローに泊めてもらえるか聞いてみました。親切な管理人さんにOKをもらって一安心。鹿追の町で夕食材料を購入してからキャンプ場へ向かいました。鹿追自然ランドは、文字通り柵の中に鹿が沢山いました。バンガローがいくつか並んでいて、先客は2組の若者たちのみ。快適なバンガローでした。雨も降っていてちょっと寒かったので、温かい豚とほうれん草の鍋にしましたよ。


    


こんなお天気の時は、安いバンガローがとっても助かります。すっかり温かくなり、寝袋の上に毛布もかけて熟睡しました。