1999年9月24日(金) 

             上富良野--→層雲峡--→岩間温泉--→糠平湖--→足寄--→摩周--→和琴




朝目がさめると、まだ雨が降ってた。簡単な朝食で済ませて早速撤収開始。テントのすその部分に泥がはねているし、雨の中でたたむのは一苦労。屋根のあるとこまでテントを運んで作業した。結局1時間くらいかかってやっと完了。午前8時に出発。前日が雨だったこともあり、寝袋がしっとりジメジメと濡れちゃった。このまま今日も使うのはちょっとイヤだったので、キャンプ場ガイドでランドリーのあるキャンプ場を探した。

道々、いくつかのキャンプ場を通ったんだけど、閉鎖されていたり、洗濯機だけで乾燥機がなかったりして、やっと4軒目くらいにみつけたのが層雲峡青少年自然村だった。公共の施設ってことで、管理人さんに「本来の目的と違う」とかいろいろ言われたけど、どうにか乾燥機を使わせてもらうことができたよ。これで寝袋もフカフカになったし準備OK。

早速次の目的地へ!層雲峡って言えば、大学時代に旅行した頃から工事をしていた。その後も行く度に微妙に違う場所で工事をしていたけど、ついにトンネルが全部完成したんだねー。前は「銀河の滝」「流星の滝」が走りながら見えたけど、トンネルができちゃったから、見たい場合は旧道の方に入らないといけないんだあ。大きな駐車場もなかったし、観光バスが路上に止まっていたりすると危なかったけどなんかちょっとさみしい気がしてしまったよ。北海道も毎年変わっていくんだねえ。

そんなことを思いながら層雲峡を抜け、糠平湖方面に向かう途中、林道に入って「岩間温泉」を目指した。相変わらず雲はどんよりと重かったけど雨も小雨になったし、温泉に入るには絶好の条件。最後に川を渡るのはちょっと勇気がいったよ。いくらRAV4君とは言え、見た目でかなりの水量がありそうだったし、川の手前で4駆の車が1台停めてあったから、「やめた方がいいよ!」って相方に言ったんだけど「大丈夫だって!」ってすごく楽しそうに川に入っていった。ドキドキしたよ。

どうにか川を渡り「岩間温泉」に到着。先客は川の手前に停めてあった車で来た男性2人、女性2人の4人だけ。私達も早速仲間に入れてもらった。私達が車で川を渡ってきたことにビックリしていたよ。怖くてあきらめて歩いてきたんだって。その4人は会社の社員旅行で来ていて、自由行動の時間を利用して温泉に来たらしい。もう1時間近く入っているって言ってた。岩間温泉は白濁の温泉で、温度も適温。この日は小雨まじりだったから、ほんと気持ちよかった。私達がぼーっとお湯に浸かっていると、すぐ近くに北きつねが現れた。しばらく一人で遊んで帰っていったよ。そんな感じでリラックスして、お腹も空いてきたので、4人より先に岩間温泉を後にした。

岩間温泉から少し走って、糠平湖畔の資料館でお湯を沸かして、インスタントラーメンの昼食。昨日の残りの白菜とネギを入れて食べた。お腹減ってたから、すごくおいしかったよ。ちょっと恥ずかしかったけどね(^^ゞお腹も落ち着いて早速出発。道の駅に寄りながら道東を目指した。

途中、足寄の道の駅で「ラワン蕗」(すごい巨大な蕗が観光名所になってる)の水煮の缶詰と「カマンベールチーズ」を購入。カマンベールチーズを買う時に店員さんに「チーズはまだ食べられませんよ。食べられるのは10月の半ばすぎです。時間か経つにつれて、中身がどんどん柔らかくなるんですよ。」って言われた。よく見るとパッケージに食べられる時期の日付が書いてあった。賞味期限だとばっかり勘違いしていた。言われなかったらすぐにでも開けちゃってたよ。あぶない。あぶない。

摩周に着いた頃にはすっかり暗くなってしまった。今夜のキャンプ場探しが始まる。町のスーパーで夕食の材料を購入して、屈斜路湖畔の「和琴半島湖畔キャンプ場」へ向かった。管理人さんのところに行くと、「台風が近づいているので、テントを張るのはやめてほしい。入村料をオマケするからログハウスに泊まってね」って言われたので、これ幸いとばかりにOKしました。結構新しいログハウスで6畳分くらいあったので快適。快適。キャンプ場の裏に湖心荘という旅館があり、そこでお風呂に入らせてもらってから夕食の準備。台風の前の静けさって感じで、風はないし、雨もないしでちょっと不気味。ログハウスの外にテーブルと椅子を準備して夕食。今夜は魚介類の寄せ鍋と380円のワイン。寒くもないし、快適だったよ。

あとかたづけの後は和琴半島の付け根にある無料の露天風呂へ歩いていった。懐中電灯の明かりをつけて5分ほど歩くと到着。車で来ている男性のグループが5人くらいいたけど、真っ暗だし、簡単な脱衣所もあったので、早速入浴。足の下に子砂利が敷き詰められている感触。広々とした湯船ですごく気持ちよかった。しばらくすると男性グループも引き上げて行ってしまったので、二人でのんびりお湯に浸かってた。ほんと最高の気分だったよ。

その後は、和琴半島の奥の方にも公共(タダ)の温泉があるってことだったので、遊歩道を歩いていった。頼りは懐中電灯のみ。しばらく歩くと小屋が現れた。おそるおそる中を覗くと、脱衣所と湯船があった。でも電気は点かないし、すごく怖かったんだけど、相方は入る気マンマン。私は「懐中電灯を持っててあげるよ」って言い訳して入らなかった。だっておばけ出そうなんだもん。そんなのお構いナシで相方は早速入浴。お湯の温度も丁度いいし最高だってご満悦。私は早く出てほしくてしかたなかったんだけどね(^^ゞしばらく楽しんだ後、キャンプ場へ戻り午後10時就寝。