1996年 7月22日(月)

 摩周温泉--→釧路川カヌー--→岩尾別温泉--→ウトロ温泉


 
 摩周温泉の宿を出発して、まずは硫黄山へ向かった。


           


その後楽しみにしているカナディアンカヌーにチャレンジするために、釧路川へ向かった。

カヌーに乗る前に、まず救命胴衣を借りて着用。
まず漕ぎ方を教えていただく。

釧路川はよく見ないとどちらに流れているのかわからないほどおだやかな川だった。


    
                                聞こえる音は、川の流れと風の音だけ。
                                ゆっくりと時間が流れていく。


                
                 途中休憩ポイントでティータイム。


 水面には、湿原の花が咲いている。
 梅のような小さくて白い花だ。水の中でゆったりと揺れる姿はとても可憐。


              「梅花藻」


途中ちょっとした急流もあったりして、充分に湿原の自然を満喫できた。

の・・・だ・・・が・・・みのりんの一言で凍りついた。「あの、トイレ我慢できません」なんて、授業中の小学生がはすがしそうに先生に訴えている顔するんですから。
「まじで!?」って思わずつぶやいてしまった。聞いてみると、ティータイムの時も既にかなり我慢していたようで、わざとあんまりお茶を飲まなかったらしい。カヌーに乗る前にちゃんとトイレに行ったのに。

指導してくれていた人も、かなり困った様子。だってカヌーから降りられるような場所なんてないんですから。しかたなく限界ギリギリまで我慢してもらって、どうにか上に上がれる場所を見つけてみのりんは、土手の上に消えていきました。

戻ってくると、憎らしいほどすっきりした顔。ご迷惑おかけしました。
でも、とっても楽しい2時間でしたよ〜!


               


その後は、知床峠を通り岩尾別温泉へ。


    
  知床峠から見る羅臼岳                エゾ鹿がこっちを見てる


ホテルの裏手に滝の眺められる温泉あり、無料で入らせてもらえるのだ。手前には3段の湯船があり、上が一番熱く、下に行くほどぬるくなる。

なかなかいい湯加減で、のんびりすごしてしまった。


  岩尾別温泉


次に、去年も訪れた「カムイワッカ湯の滝」まで足を伸ばす。今年は地下足袋を準備して、またワラジを借りようと思っていたのだが、ワラジを貸してくれるおじさんが見当たらず、しかたなく地下足袋でチャレンジ。しかしツルツルと滑ってしまうので、上まで行かずに撤退。

今日のお宿は、ウトロ温泉にある「しれとこ村」。ここは、宿泊のほとんどが、観光バスの運転手さんとバスガイドさんだった。私たちがチェックインした時も、宿の人に「お疲れ様」と声をかけられたのでちょっとびっくり。家庭的な宿で夕食も残さずいただきましたよ。