1996年 7月21日(日)
 苫小牧--→日高--→糠平湖--→岩間温泉--→摩周温泉


苫小牧のサイクリングセンターを出発するときには小雨が降っていた。

日勝峠では、濃いキリのため10m先が見えない。真っ白な世界だ。

 昔バイクで北海道を旅していたという、会社のKさんに聞いた無料の温泉に向かう。糠平湖から大雪の方向へ走ると、左手に「赤岳登山道入口」という木でできた看板があるので、そこから林道に入りしばらく行ったところにあるらしい。注意深く探しながら進むと、看板が見えてきた。

      
   林道は整備されていて走りやすい。         川を渡るのだ!

Kさんによると、「最後に川を渡る」ということだ。
しばらく進むと川が現れた。川の向こう側にも道が続いている。川幅は15mくらい。
水量は浅いところもあるが、20cmくらいありそうなところもある。
「えっ?ここを渡るの?」と相方に聞くと
「当然」って顔をしている。
「怖いから車を停めて歩いた方がいいんじゃないかな・・・。」
って提案しようとしたけど、既に車は川の中だった。体がちょっと左右に揺れる。

ふう。どうにか渡りきれたようだ。でも帰りも当然渡るんだよな〜って頭の片隅でちらっと思った。


川を渡って200mくらいで行き止まり。車が2台停まっていた。左手に川が流れていて、向こう岸に数人の人が見えた。どうやらそこが目指す「岩間温泉」のようだ。早速タオルを持って向こう岸へ。向こうに渡るための丸太がある。小雨が降っていたので、滑らないように慎重に渡る。

      
   岩間温泉

 お湯は乳白色で、いかにも温泉といった雰囲気。先客の方が数名のんびりお湯に浸かっていた(すべて男性)ので、私は遠慮することに。みのりんはうれしそうにいそいそと服を脱いでいる。あ〜気持ちよさそう〜。お湯の温度も適温のようだし・・・。こんな小雨の降る日は、いつまでも入っていたい気分だ。

 気持ちよさそうなみのりんの顔をうらめしげに見ながら、私はカメラのシャッターを切ったのでした。


 さて次に奥摩周温泉に向かいます。摩周方面に向かう途中、国道から右手にサイロが見える。
そこに無料の露天風呂があるというのだ。しかし、温泉らしきものは見当たらず、向かいのレストランで聞いてみると、今工事中で温泉は利用できないとのこと。残念だがあきらめた。

今日の宿は摩周温泉。
摩周温泉「ペンションビラオ」は温泉だし、露天風呂もある。夕食は洋食。ワインを注文してディナーとしゃれこんだ。