1995年 7月18日(火)
ウナベツ--→羅臼--→ウトロ
今日はウナベツを出て知床、岩尾別を目指す。羅臼岳登山が目的だ。天気にも恵まれ、昨日の雨がうそのような快晴だ。気持ちよく海沿いの道を進む。 ・・・そこでみのりんが恐ろしい一言を発声。「免許証がない!」 「え?」 落ち着いて考えてみて。まず、最後に確認したのはどこ? 確か函館まではあったけど・・・。 次の層雲峡では、お財布と一緒に部屋の金庫に入れたよ。・・・その後は・・・覚えてない。 とりあえず公衆電話のあるところまで戻ることにした。 一番あやしいのは層雲峡のホテルだったので、そこに電話を入れて部屋の金庫を見てきてもらうことにした。しかしその返事は、「ありませんでした」ということ。もし見つけたら連絡をくださいと伝言して電話を切った。昨日のウナベツにも連絡して部屋の中を捜してもらったが、やはり見当たらないとのこと。あきらめてウナベツまで戻りの警察に紛失届けを出すことにした。 警察で旅行中だということを説明して紛失届を出してきた。99%は見つからないと思うけど。 免許証は、定期券と一緒に入れていた。半年定期の半分も使っていなかったので、それも無駄になってしまった。旅行中に交通違反で捕まったら、免許不携帯も加わっちゃうんだよな。 せめて交通違反で捕まらないように安全運転しなきゃ。ちょっとブルーな気分で改めて知床を目指した。とほほ。どこ行っちゃったんだよ〜。免許証く〜ん。 |
| 思いもかけないようなことで時間を使ってしまったので、岩尾別の登山口に到着した頃には11時になったしまった。気を取り直してがんばるぞ!! まずは登山口で、スタート時間と名前を記入する。そして、一人通るのがやっとという登山道を登り始めた。 森の香りが心地よい。息を弾ませながらひたすら進む。 |
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| しかし、昨日の雨で足元が非常にぬかるんでいるのだ。 一歩踏み外せばツルっとすべってしまう。しかも登山初心者の私たちは、登山靴などというものを履いていないので、底がつるつる不安定だ。 それでもどうにか「弥左吉水」というおいしい岩清水が飲める場所までたどり着いた。 しばし休憩。お水がおいしい。でも、あまりにも道がドロドロにぬかるんで、何度か転んでズボンもどろどろになってしまったので、頂上を目指すことをあきらめた。 |
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| 登山口まで戻ってくると、それだけでぐったり。 下りの方が怖かった。 登山を甘くみてはいけないと実感した二人だった。 |
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岩尾別から車を走らせていると鹿に遭遇。数頭がこっちを見ている。 こっちが見ているのか、見られているのかわからないくなってしまった。なんだか向こうに観察されていたみたい。 |
その後、カムイワッカ湯の滝を目指した。ここは、川全体が温泉になっていて、水が温かい。 1キロほど川の中を登ると大きな滝壷の深みがあり、自然の湯船になっているのだ。 林道の脇にはかなりの台数の車が停まっていた。空いているスペースを見つけどうにかとめることがだきた。最近ここはかなり人気のようだ。 Tシャツの下に水着を着て川へ向かって歩いていると、ワラジを貸しているおじさんがいた。 何でも川の中は滑るので、ワラジがいいよと売り込まれた。 なるほどな〜と妙に納得して二人で借りることにした。川に入ると水が温かくて不思議な感じ。10円玉を水に漬けておくと、すぐに新品のようになった。借りたワラジはすぐれもの。滑らずに上までの登ることができた。 |
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滝壷の下の湯船には大勢の人がいた。みんな気持ちよさそう〜。私たちも早速水着になり入ることに。 みのりんが最初に入ってみてびっくり。どっぽ〜ん!みんな平然としているので気がつかなかったのだが、岩の上に立っていたらしい。深みにはまったみのりんは、あやうく眼がねを落としそうになり、かなりあせっていた。そばにいたおじさんの一言。「深いんだから注意しなきゃ」…って、早く教えてくれよ〜。 |
| 相方の失敗を見ていた私は、おかげで慎重に入ることができたよ。だけど、ここのお湯は10円玉が綺麗になることでもわかるように、かなり酸性がつよく、目に染みる〜。 湯加減は最高なんだけど、目が痛いのには閉口した。 この大きな滝壷の上にも、まだ小さな湯船程度の場所があると聞いて、滝の横に垂れ下がっているロープを伝って、さらに上まで行ってみることにした。ワラジパワーがここでも発揮された。 さすがにみんな手前の滝壷で満足するようで、上まで登っている人は少なかった。上の段の小さな滝壷に到着すると先客のお兄さん二人が裸でお湯に浸かっていた。「おっと失礼」でももう出るということだったので、着替え終わるまで私は後ろを向かせていただいておりました。(見ていないですよ〜) |
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| お兄さん二人が去っていったので、みのりんと二人で湯船でリラックス。上の方がすいていて居心地いいかも知れない。滝壷は小さくて浅いけどね。 カムイワッカ湯の滝で楽しんで、今夜の宿、ウトロにあるホテル知床に向かったのでした。 ホテル知床では、豪華な料理を部屋でゆっくり楽しむことができたし、温泉も広くて気持ちよくのんびりと過ごすことができた。 |