2005年5月2日(月)

 奥薬研キャンプ場 --→ 下風呂温泉 --→ 大畑 --→ 
                          青森あすなろ温泉 --→ 板柳温泉 --→ 比内道の駅



5月2日(月)

 朝6時過ぎに起きて、しばらくぼーっと過ごしながら、8時半までに撤収して出発。
まずは、下北半島にある「下風呂温泉」を目指します。下風呂温泉は、津軽海峡の海が目の前に広がる場所にあります。

 今回入浴した「長谷旅館」は、井上靖の小説「海峡」に出てくる温泉旅館なのです。建物の外観はリニューアルしているようですが、中が昔のままの温泉場という感じを醸し出しています。入浴料金(ひとり400円)を払って奥へ進み、階段を一番下まで下ると浴場でした。途中井上靖の「海峡」の一節が壁に飾られていて、その頃(戦前)の下風呂温泉の様子がわかる写真もありました。漁港の温泉という雰囲気です。湯船は小さめですが、目の前には海が広がっています。硫黄の香りのするお湯は、少し白っぽく白濁していて、源泉掛け流しの湯船から絶えずお湯があふれています。この源泉は加熱もしていない、正真正銘の源泉100%でした。やっぱり硫黄泉ってなんとなく効能がありそうな気がしてしまいますね。私の入った時は丁度いい温度でしたが、かなり熱い場合もあるようです。明るいお風呂場で一人のんびり入浴しました。


   
    下風呂温泉 長谷旅館のお湯


 大満足で下風呂温泉を後にした二人は、下北半島から青森まで南下しました。青森に着く頃にはお昼時を少し過ぎていました。ガイドブックで見たおすし屋さんに行ってみることにします。お昼時をちょっと過ぎているにもかかわらず、お客さんでにぎわっていました。カウンターに座りお勧めの「松にぎり」を注文。廻らないお寿司を食べるのは久しぶりです。

 カウンター前には、大山のぶ代(ドラえもん)としずかちゃん、のび太の声優さんの色紙が飾ってありました。そういえば、少し前にテレビ東京の旅番組で、3人がお寿司を食べているのを見ましたよ。ここのお店だったんですねえ。お寿司はおいしくいただきました。ふう。


      
   青森 一八寿司                    おすし屋でみつけたサイン色紙


 腹ごなしに青森駅なんぞを写真に収めたりしながら、ぶらぶらと散策。青函連絡船のメモリアルシップ「八甲田丸」の見学をします。駐車場に車を停めて歩き出すと、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」が大音量で流れ始めました。どうやら歌碑の前に人が立つと歌が流れるようです。ちょっとびっくりして周りを見渡してしまいましたよ。(ちょっとはずかしい・・・)

 受付で入場料ひとり500円を払って中へ進みます。エンジンルームや客室、操舵室等を周り、一番面白かったのは、やっぱり列車が展示されている車両甲板でしょうね。船に列車ごと積まれているのを初めて見ましたから。なかなか感慨深いものがありました。


      
    青森駅                  八甲田丸


 青森でひばらく遊んだあとは、北津軽郡にある「あすなろ温泉」へ向かいました。この温泉はとにかくすごかった。何がって、臭いがです。お湯がまるで石油のような強烈な臭いなんですよ。確かにこれはめずらしいですね。この温泉は宿泊棟と温泉銭湯が別にあり、普通の湯船のほかに砂風呂もあります。(今回はチャレンジしませんでしたが)
湯量は豊富で、露天風呂もあり、浴場もひろびろしていました。


      
   あすなろ温泉                     あすなろ温泉の露天風呂


 入浴後相方が出てくるのを待っているときに、なんだかとっても懐かしいパッケージのサイダーが売られているのを発見!! 思わず写真に収めました。味も懐かしい感じでしたよ。


   
   懐かしい感じのサイダー


 あすなろ温泉と同じ町内の駅前に「板柳温泉」があり、そこにも行ってみました。今回訪ねたのは元々旅館だったところで、現在は日帰り入浴のみ。事前に調査してから行ったので驚かなかったが、何も知らない人は絶対に営業していないと思うような建物で、ちょっと入り口を開けるのが怖かった。


      
   板柳温泉(ちょっと入るのに勇気がいる)     板柳温泉(混浴)


 受付のおじさんが丁寧にお風呂まで案内してくれた。一番大きなお風呂は脱衣所は男女別だが、湯船は混浴。その他に小さなお風呂がいくつもある。岩風呂、りんご風呂、角風呂、寝風呂、家族風呂。折角なので一番大きな混浴のお風呂に入浴。やっぱりあすなろ温泉と同じように油の強烈なにおい。でもなんか効能ありそうだ。(ひとり400円)

 すっかり夕方になり、今夜はどこに泊まろうかと地図とにらめっこ。道の駅「比内」に行ってみることに。比内は、比内地鶏で有名な場所。道の駅に隣接しているレストランもありそうなので、今夜の食事は比内地鶏だあ!!

 レストランに入ってメニューを見ると、比内地鶏を使った料理がたくさんある。ただ残念なことに閉店が近かったため、「比内地鶏のたたき」とかは売り切れていた。でも、「地鶏のすきやき」や「からあげ」をつまみにビールを飲んで大満足。比内地鶏はすごく弾力があって味が濃い感じ。
ご馳走様でした。


   
   道の駅ひないのレストランでの夕食(比内鶏のすきやき・からあげ)


 夕食後は、道の駅の片隅に停めたVOXY君の後部座席で就寝。布団が敷いてあるんで、どこでも寝られるのがいいですね〜。びんぼうな私たちには最高の寝室です。おやすみなさい。