2000年 9月 4日(月)


 浦幌--→帯広--→ナイタイ高原--→芽登温泉--→鹿追--→然別湖





浦幌キャンプ場で一夜を過ごし、朝6時にはすがすがしく起床。
のんびり撤収して7時半すぎに出発した。今日は快晴。風はひんやりと心地よい。「天高く馬肥ゆる秋」って大声で言いたくなるような、透き通る青空。

東京と一番違うのは、天気がよくても湿度が低いので、風が涼しいってとこ。もう最高の気分なのです。緑の香りも気持ちいい〜。ドライブ日和ってやつですなあ。

今日は然別のキャンプ場に行くつもりです。
途中どこに寄り道しながら行こうっか〜。マップとにらめっこ。「ねえ、観光気分で行ったことのない「幸福駅」と「愛国駅」っていうのに行ってみようぜ」って話がまとまり、向かうことに。


       


どちらも寂しさの漂う場所でした。ちゃんとおみやげ屋さんもあるんだけど、多分買う人も少ないんじゃないかなあ…。私達も記念キップを買うか迷ったんだけど、今回はパスすることに。(次回はないとは思うけど…)

その後、幸福駅から程近い「グリュック王国」も入り口だけ見ておこうってことで、ちょっと寄ってみる。ここはガイドブックとかに載っている観光スポットなんだけど、「行ってはいけない北海道観光地」に入っていて、コメントに「まるで廃墟のよう…」って書かれていたので、怖いもの見たさ。


                テーマパークは厳しい


なるほど納得。ほんとに廃墟みたいだった。私達が行ったのは、丁度開園の時間だったんだけど、駐車している車はほんの数台。それも5歳以下の小さな子供連れの親子数組だけだった。入り口の看板とかも壊れかかっているし、駐車場もかなり年季の入ったコンクリート。さすがに入園料を払ってまで中を探検してみる勇気はなかったので、入り口でお城?の写真を撮って、そそくさと退散しました。きっと不況でいろんなとこを修理するお金もないんだろうなあ〜なんてなみしい気分になっちゃいました。がんばってほしいものです。

さて、次はどこに行こう!?
またまたマップを広げて検討。「日本一広い牧場。ナイタイ高原牧場に行ってみようよ」って私の提案で、今度はナイタイ高原牧場へ向かう。曲がりくねっったカーブをのんびりと、緑の牧草地帯を両側に見ながら登っていくと、頂上に展望台が。青空に緑が映えて気持ちいい〜。こんなとこでストレスなく育つウシはきっと幸せだろうな〜。

濃厚なミルクを使ったソフトクリームをペロペロと食べながら、二人で写真を撮りまくりました。


          


さて、次はそろそろ温泉にでも入りたいよねえ。
インターネットで調べた温泉で、牧場からさほど遠くない場所に「芽登温泉」っていう場所があったので、そこに行ってみることに。

普通に国道から行けば3Kmくらい整備された林道を行くだけで到着するのに、林道好きな私達は、わざわざ山の反対側の林道からアプローチ。途中分岐が多いし、ナビは、衛星をキャッチできなくて、実際とは全然別の方向を向いて走っているしで、ちょっと苦労したけど、どうにか目的の「芽登温泉」に到着。

鄙びた一軒宿の湯治場って雰囲気なんだけど、露天風呂だけは最近作られたらしくすごくきれいだった。一人350円也。
私の読んだ資料によると、露天風呂は一つだけで混浴って書いてあったんだけど、最近女性専用の露天風呂が完成していて、2つのお風呂が楽しめた。


    こちらは女性専用


混浴の露天風呂も他にお客さんがいなかったので、みのりんと二人で、交互に写真を撮ったりして、のんびり楽しめた。隣には、渓流が流れていて、静かでとってもいい雰囲気でした。

次は、目指す然別湖へ行く前に、鹿追という町のAコープで夕食の材料を調達。最後にもう1回温泉に入りたかったので、近くの「くったり温泉」に向かった。

ここは、トムラウシ登山学校ってとこが運営している公共の温泉で、温泉自体は、すごく気持ちよくって大満足だったんだけど、その後私はプンプン怒ることになる。なぜって!? 
だって、脱衣所に灰皿が置いてあって、おばさんたちがおしゃべりしながらタバコをふかしているし、若いおねえちゃんなんかは、お風呂から上がって裸でタバコを吸っている。脱衣所中にたばこの煙がまんえんしている。目がテンになってしまった。

せっかく髪の毛を洗ってすっきりした気分だったのが台無し。汗も乾かないうちに急いで洋服を着て外に。男性と女性のお風呂の入り口の前にも、畳を敷いた喫煙所があるのに、わざわざ脱衣所に灰皿を置くな!!

頭に血が上った私は、フロントに脱衣所は普通禁煙でしょう。灰皿を置くのはどうかと思いますよって言ってやる!!と意気込んでいたんだけど、生憎、フロントに人がいなかったので早々に引き上げた。久々にムカっときた体験。せっかくいい温泉なのに。
もう二度と「くったり温泉」には行かないでしょう。(○`ε´○)ぶぅ〜

さあ、気分を変えて然別湖へ向かいましょう。
いつもは、鹿の湯のある「然別峡野営場」に行くんだけど、今回は然別湖畔にある「然別湖北岸野営場」へ向かう。資料によると、ここは、夜になると人工の光がまったく見えないので、湖から綺麗な星空を見るころができるらしいんだ。今日は快晴。かなり期待できる。

早速キャンプ場についてテント設営。やっぱり夜は冷え込みます。トレーナーの上からフリースを着こんでの夕食。今夜のメニューは「釧路のサンマ塩焼き」「豚とほうれん草の鍋」「ジャガバター」寒い夜は鍋に限るねえ。サンマもおいしいし、じゃがいももホクホク。


    然別湖北岸野営場


暖かくなってお腹も満腹になった頃、自家発電のトイレと管理棟の電気も20時で消えて、あたりはランタンの明かりだけになります。

夏は非常に人気のキャンプ場らしいんだけど、その日はイヌを2匹連れた親子3人と、カップル1組。暗くなるとランタンの光だけがぼんやりとサイトを照らしています。

サイトが真っ暗になったところで、100mほど離れた湖面の見える場所へ向かいました。
空を見上げて、思わず大声を出してしまった!!
「きゃ〜 すご〜い!!」
だって…天の川までくっきりと見えるんだもの。プラネタリウムなんかよりずっと多くの星が瞬いている。よく見ると、湖面がキラキラ輝いている!なんと星空が湖面に映ってキラキラしているのよ。
もう鳥肌が立つほど感動してしまった。ずっと一人で「すごいね。すごいね」を連発。みのりんに星座を教えてもらいながら、寒さも忘れてずっと空を見上げていた。

みのりんは横になって空を見あげ、私は座って首だけ上に向け、そのうち二人とも黙ったままじっと星を見上げていて、「あっ! あそこ流れ星!! 見た?」「見たよ」って感じで、30分の間に3つも綺麗な流れ星を発見した。きっといいことあるよね。東京の空の上にも、あれだけの星たちが瞬いているはずなのに、スモッグや人工の光でそれが見えないなんて、とってももったいないと実感した。

都会の子供達にもこんな綺麗な星を見せたら、きっと感動するだろうねーって話した。
とても貴重な体験をした1時間だった。ここはマジでお薦め。

そんな感じで感動的な夜は更けていきました。後で聞いたところ、星の綺麗な然別でも、その日は最高に条件が整っていたそうです。夏はやはり空気が濁っていて快晴でも若干ぼんやり見えるみたいなんだけど、秋になって急激に温度が低くなった上、風もまったくなかったので、一年のうちでもいい星座観察日和だったらしい。

一日早くても遅くてもだめだったみたいです。なんとラッキーな私達。
思わず、「北海道に来るといつも天候や人に恵まれているのは宝くじに当たるより確率低いと思うよ。きっと私達ってこういうところでいい運をつかんでいるんだねー。3億の宝くじに当たる人よりいい運勢持ってるんだよ」
なんて会話をした一日でした。ほんと天候に感謝です!!

さあ、感動の3日目も終り、明日はいよいよ2年越しの夢である「東雲湖」へ挑戦!です。
どんな感動が待っているのか、ドキドキです。