2000年 9月 8日(金) 


 東大沼--→水無海浜温泉--→御崎海浜温泉--→知内温泉--→函館--→東京




なんだか昨夜はよく眠れなくて、私だけ早めに起き出しました。
どうにも左耳が気になってしかたありません。じっとしていても、ぼーっと火照ってくるんですもん。触ると痛いので、なるべく触らないように注意しながら、お湯などを沸かして、お茶を飲みながら朝のひとときを優雅に過ごしていました。
しばらくしてみのりんも起きだしてきたので、朝の大沼を眺めながら二人でぼーっとしていました。

朝食が何もなかったので、非常食用に準備していたスパゲティを食べることに。
大きな鍋でたっぷりの麺を茹でて、レトルト缶のミートソースを温めたらお皿に盛りましょう。
何でキャンプしてると朝からお腹が減るのかな?
普通だったら、朝からスペゲティなんか食べたくもないのに、なぜがおいしいんだよね〜。食後には、またまた二人で、ぼーっとしていました。

今日はゆっくり道南を見てまわろうと話をしていたので、撤収作業ものんびり〜。
続々とライダーが荷物をまとめて引き上げていくのを横目に、椅子に座ってゆっくりと寛いでいました。
たまには、こんな風に朝からのんびりするのもいいもんだなあ〜。いつも行きたい場所が多すぎて、朝早くからそそくさと撤収して次の目的地へ急ぐので、ちょっと忙しいんだよね〜。あ〜あ〜。
休みが2週間もあれば、ゆっくりと北海道をまわることができるのに〜。(ぼやき)

なんだかんだと荷物を整理して、結局出発したのは9時半すぎ。今日は半袖でも暑いくらいのいい天気。まずは、北海道の南端にある、「水無海浜温泉」に向かいました。

ここは、まさに海岸沿いにあり、満潮になると沈んでしまう温泉です(無料)。
国道から離れて海岸沿いの港町の細い道を進むと、道の終りにありました。ここまでのルートは、北海道というよりも、銚子(千葉)の港町を走っているような雰囲気が漂っていて、なんだか懐かしい感じ。銚子の海育ちのみのりんは潮の香りを全身に浴びて、生き返ったように「やっぱり海はいいな〜」なんて叫んでいましたよ。


      


今回もまた先客もなく、二人で優雅に入浴です。遠く見渡すと、民家があるのですが、まあ、ちょっとぐらい見られても大丈夫でしょう。

まず、海岸沿いに、コンクリートで作った湯船が3つありました。一番沖にある湯船は、打ち寄せる波で水没状態です。2番目の湯船は丁度いい温度。そして一番手前の湯船は、かなり熱くて入浴できそうにありません。
2番目の浴槽に体を沈めると、自分の目線よりも高いところに海があってちょっと不思議な感じ。


      
                                  上から見た湯船


昆布湯なんてあるのかな?でもなんか体に効きそうな感じです(^^;
湯船になっているコンクリートは、かなり昔に作られたらしく、貝も付着していて、なかなかいい感じ。

ダイナミックな露天風呂です。きっともう少し時間が遅くなると、満潮で2番目の湯船も水没しちゃうのでしょう。
強い日差しの中、気分爽快な温泉を楽しむことができましたよ。

さてさて、次に向かうのは、直線なら3Kmほどしか離れていないところにある、「御崎海浜温泉」です。
BUT、道がつながっていないので、一度国道まで戻り改めて反対側の海岸まで出なければなりません。

まあ、海の風を浴びながらのドライブも気持ちいいので、のんびりと狭い道を抜けていきました。

この御崎海浜温泉は、海岸近くにあったのですが、テトラポットで堤防になっている手前に、小屋が建てられており、外から見えないような作りになっていました。

どうやら地元の方が綺麗に守っている温泉のようでした。こちらも先客なし。脱衣所もあり、かなり快適です。地元の方に感謝しながらゆっくり入らせていただきました。
ちなみにここも無料です。


           
      御崎海浜温泉(浜の湯)


さて、次は、函館を抜けて松前方面に50kmほど行ったところにある、「知内温泉」に向かいます。こちらは、温泉宿のほかに、山道をちょっと入ったところに、宿のご主人が20年以上前に作ったという無料の露天風呂があるらしいのです。

無料露天風呂ハンターの私達の食指が動いたという訳です。やっとのことで、温泉を探しあてました。
崖の上の土をくりぬいて、木で囲ったような、一人入るのがやっとという大きさの湯船です。


            熱くて入浴断念


秘湯レベル的には、かなり高得点でしょう。しかし、お湯が熱すぎてとても入れるような温度ではありません。近くに川でもあれば、水で薄めることもできるのでしょうが、水場らしいものも見当たらず、お湯を冷ます手段もなかったので、残念ですが、入浴は断念しました。

ここで、終わらないのが私達。ちゃんと宿まで行って、温泉の効能を体で確かめるっきゃないでしょう。

知内温泉の歴史は古く、100年以上前から湯治場として営業しているようです。お湯は、茶色で、ちょっと鉄のにおいがしました。内風呂は、年季が入っていて、お湯の成分が固まり、茶色い鍾乳石のような床が出来上がっていて、趣を感じさせます。


      
   内湯                            露天風呂


最近できたような露天風呂は混浴で、木の湯船がこれまたよい感じでした。

ここも先客がなかったので、二人でぼーっとしながら、北海道最後の温泉を思う存分楽しむことができました。

さて、名残惜しいことではありますが、そろそろ函館フェリー乗り場に向かいましょう。
夕方のラッシュとぶつかったためか、函館市内は、結構渋滞していて、フェリー乗り場に着いたのが17:30。丁度青森行きのフェリーが出航したところでした。次の便は20:10です。受け付けが始まるまで、まだ1時間以上あるので、腹ごしらえをしましょ。

北海道最後の晩餐は何にしよっかな〜。最後にやっぱり魚を食べておきたい!そこで私達は、フェリー乗り場に来る途中で見た、「回転寿司」に行くことに。

国道沿いのあり、かなり大きな店舗です。6時すぎに行ったにもかかわらず、すでに満席に近い盛況ぶり。さっそくテーブルにつき、まわってくるネタを見回したよ。ん〜。どれもこれもおいしそう。中では、数人の職人さんが、「お好きなネタを注文してくださ〜い!」って威勢よく叫んでます。

本日のお薦めってとこに、「厚岸の生牡蠣300円」って書いてあったので、おつまみかな?ってみのりんと話して、試しに頼んでみました。出てきてみると軍艦巻きの上に、生牡蠣がど〜ん!!と乗ってるじゃありませんか。しかもしっかり2巻。果たしてこういう食べ方がおいしいのかなあ?とびっくりしつつ、二人ともパクッと一口。「うま〜い!」

このほかにも「生きイカ180円」とか、タイやカツオやマグロやウニなどをペロッと平らげました。イクラも東京あたりじゃ、軍艦の上に塩漬けにしたものが乗っているけど、北海道の場合は、醤油漬けが乗っていて、くさみもなくとってもおいしかった〜。ふう。大満足です。しめて2人で2800円也。
これだけ新鮮な魚を最後に食べられてよかった〜。今回も楽しい旅になりました。

帰りのフェリーは、乗客も少なく、私達の禁煙2等室は貸切状態でした。
出航前から横になり、気持ちよく眠りについたのですが、私はいまだに左耳が2倍に腫れ上がったままで、ジンジンしていました。そのせいか、仕事に間に合わず、仲間に、耳から顔全体が腫れてお岩さんのような恐ろしい顔になっているので、会社にいけないと電話している夢の途中で目が覚めました。

なんという夢をみるのか…。
急いでトイレに行って、鏡で確認してみましたが真っ赤に腫れた耳の状態は、ほとんど変わっていませんでした。まだ顔まで腫れていなかったからよかったけど…。とほほ。

みのりんは、病院に行く?って聞いてくれてたんだけど、高熱が出たわけでもなかったし、病院で、どんな場所に行って、どんな虫に刺されたのかを説明するのもイヤだから、大丈夫って言っちゃった手前、あんまり大げさにもできなかったので、平気な感じを装ってました。

それでも3時間くらいは寝ていたようで、私が起きてすぐに、そろそろ青森港に到着するというアナウンスが入りました。みのりんを起こして車に戻り、1番に青森に上陸しました。

そこからは例年通り、一人が運転している間にもう一人が眠り、運転手が眠くなったら交代というサイクルで帰ってきました。

仙台あたりからは豪雨になりました。ワイパーを最速にしても前方が確認しづらい感じです。私の運転の時だったので、慎重に運転してきました。

宇都宮を過ぎて、東京に入るころには雨もあがったんだけど、家の前に到着して車の外に出た瞬間、めがねが真っ白にくもっちゃった。それに、何?この暑さ?
荷物を車から降ろして、洗濯を始める頃には、Tシャツが絞れるくらい、汗でびっちょりだったよ。あたらめて東京の暑さを痛感した。とほほ。北海道は快適だったのにい…(><)

そんな感じで、1年に一度の大イベントが終了しました。

私の左耳は、その後どうなったかと申しますと、一週間真っ赤に腫れ上がった状態が続き、1週間を過ぎると、今度はかゆみが襲ってきました。完治するのに2週間近くかかりましたよ。会社に行っても、受話器を左耳につけると痛いし、違和感があるので、しばらくの間苦労しました。急いでいる時に、受話器をつかんで耳に当てて、痛い思いを何度もしましたよ。

みなさんは、そんな変な虫がいるような原生林には行かないとは思いますが、長袖、長ズボンの他に、耳にも注意を払ってあげてくださいね。