1997年 北海道旅日記



1997年7月18日(金)
 練馬(光が丘)--→東北道--→青森--(フェリー)--函館

18日の午後2時に自宅のある東京練馬を出発。愛車RAV-4を駆ってあこがれの北海道へ向かう。浦和ICから一路、青森へ。

平日の昼間ということもあって、長距離トラックが多いが交通量は少なく快適なドライブ。
余裕を持って走ったつもりだったが、予定より早く午後9時に青森フェリーふ頭へ到着。
22:10発函館行き のフェリーに乗船することができた。

フェリーに乗ってしばらくすると消灯になるので、持参したタオルケットにくるまって熟睡。

1997年7月19日(土)

 函館--→長万部--→夕張--→然別湖--→糠平湖--→然別峡




午前2時函館着。 すぐに走り出す。目的地は北海道の真ん中あたりにある然別湖だ。

真夜中のR5は快適に飛ばせる。ふと気づくとメーターは100kmオーバー。あぶない、あぶない、気をつけないといけない。八雲を過ぎて、昼間なら噴火湾を右に見ながら走るあたりで真夜中のヒッチハイカー発見。スケッチブックらしきものに「札幌」と書いてある。
拾ってあげたいけど、RAV−4は荷物満載。どうにも乗せられない。
断腸の思いで見なかったことにする(^^;

夕張への途中、竜仙峡という景勝地でトイレ休憩。ちょっと散策。
石勝線の1両編成?の列車がスノーシャルターから出てくるところをパチリ。


        


 夕張では、映画「幸せの黄色いハンカチ」のセットが保存してある思い出ひろばへ。


        


最後のシーンで、黄色いハンカチがこいのぼりのように風にたなびいているところは感動ものだった。この日も同じ風景。高倉健と倍賞千恵子の人形がちょっと不気味(^^;


      


そー言えば若き武田鉄矢も青春してたな〜。


鹿追町からはダート道を進む。愛車はほこりだらけだ。

然別峡野営場に到着したのは午後1時。早速テント設営。裏手には「鹿の湯」という無料露天風呂が渓谷沿いにありロケーションもGOOD。
エゾマツの原生林に囲まれ、木漏れ日がサイトを照らす昔ながらのキャンプ場という趣だ。


               


昼食を摂る間もなく、会社の後輩S君との待ち合わせ場所の糠平湖へ向かう。S君は昨日から彼女と一緒にツアーで北海道に来ており、レンタカーで各地をまわっている。今日は私たちの勧めで釧路川のカヌーにチャレンジしているはずだ。

鹿追町まで戻って一般道を行くと40kmあるのだが、林道をいくと20kmぐらいにショートカットできる。もちろん砂煙をあげながら林道を進む。約束の時間ギリギリにすべりこんだ。しかしS君はなかなか現れない...。携帯に電話をしても電波が届かない場所にいるらしく通じない。
1時間近く待ってみたが、しかたなくあきらめてS君の宿泊先のホテルに伝言を残しその場を後にした。予定では一緒に岩間温泉に行く約束だったのだが・・・。

これから2日間は電話もない山の中で過ごすので、S君と連絡をとれるのは いつになることか。レンタカーでまわっているということなので事故でもおこしていないかと心配だ。北海道の広さを実感していることだろう。

キャンプ場に戻り歩いて3分程の菅野温泉へ。山中のまさに秘湯という雰囲気のたった一軒の温泉宿だ。廃虚っぽい建物なのだが、この温泉のファンは多く、いつも混んでいるらしい。温泉ですっかり旅の疲れを落としたあと、この付近を流れるユウヤンベツ川沿いに点在している露天風呂の地図をもらった。8個所ある露天風呂はすべて違う種類で、日本でも非常にめずらしい場所だという。明日早速チャレンジしてみよう。

昨日から1000km走り続けた上、昼食も抜きだったので、お腹が空きすぎて倒れそうだ。キャンプ場に戻り急いでご飯を炊く。待っている間、ビールで空腹をまぎらわす。
ご飯が炊き上が頃には既にお腹が一杯になってた。

夕食後は裏手の鹿の湯へ。もちろん混浴。一応脱衣所のようなものもある(丸見え)。 あたりは真っ暗なのでランタンの灯かりを頼りに。先客が数人いたが、真っ暗で恐いものなしの状態なので構わず真っ裸でザブン。
いい湯加減だ。


               


会社をやめてバイクで旅しているというにいちゃんもいた。ちょっと会話を楽しみつつのんびりとお湯に浸かる。
体がぽかぽかになりテントに戻って午後8時には就寝。